ースターの日に、子供たちは「エッグ・ハント」という楽しいゲームをします。イースター・バニーというウサギが隠したイースター・エッグを探す、というものです。このゲームに使う卵は本物の卵ではありません。その代わりに、卵の形をしたチョコレートや、お菓子やくじを入れたプラスチックの卵を使います。また、伝統的に、本当の卵の外に色をつけたり絵を描く習慣がありましたので、イースター・エッグはいつもカラフルなものとなっています。さらに、子供向けだけではなく、大人向けのとても繊細な模様が彫ってある高価なものもあり、イースターの日に家に飾って楽しむことができます。ですから、この日は子供にも大人にも楽しい日と思われています。しかし、イースターは、一体卵と何の関係があるのでしょうか?
その答えは、初代キリスト教会からの一つの伝統にあります。当時の人々がイースターを祝うとき、友人に赤く染めた卵を贈ったというものです。この習慣は新約聖書に登場する、マグダラのマリアに起源を持ちます。キリストが復活され昇天された後、マリアはローマ皇帝の元に赴き、赤い卵を贈って、福音を伝えたと言われています。その卵は、墓と、そこから抜け出して復活されたキリストの命の象徴でした。
ですから、実はイースターはエッグ・ハントよりももっと大切な意味のある日なのです。二千年前に、イエス・キリストが十字架に掛かられて死なれ、三日後によみがえられました。イースターはそのよみがえりを記念する日です。そして、イースター・エッグとは、本来ゲームのためのものではなく、マグダラのマリアの卵のように、復活されたイエス・キリストを紹介するものなのです。
イースターの日に私たちが探すのは、ゲームの卵でしょうか?それとも、死者の中からよみがえられたキリストにある本当の命でしょうか?「あなたがたは、なぜ生きている方を死人の中で捜すのですか。ここにはおられません。よみがえられたのです。まだガリラヤにおられたころ、お話しになったことを思い出しなさい。人の子は必ず罪人らの手に引き渡され、十字架につけられ、三日目によみがえらなければならない、と言われたでしょう」(ルカの福音書24章5〜7節)。お菓子やプラスチックの卵を見つけた時の喜びは、すぐに消えてなくなってしまうものです。しかし、イエス・キリストにある命は永遠の命であり、それを見つけると心の中に喜びがたえず満ちあふれるようになるのです。この与えられた命の恵みを感謝しながら、今年のイースターの日を迎えませんか?
イーストベイ・フリーメソジスト教会牧師
潘 ピーター