| ベトナム麺について | ||
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アメリカに来て、初めて一人でレストランで食事をした時に、オーダーしたのが、これである。たまたまある日、りんプーは仕事関係の人とディナーの予定があり、家でひとり分の夕食をつくるのもかったるかったので、歩いて20分程のところにあるベトナム料理屋でひとり、本を読みながらスープ麺を食べた。 こういうカジュアルな店では、女一人でごはんを食べていても変な目でみられない。 日本だったら、ちょっとやりにくいかも。私は東京に住んでいるとき、時折近所のラーメン屋に文庫本片手にフラッと入って、ずるずるラーメンを食べていたので、大して気にするタイプでもないのだが、でも、確かにあのときは、カウンターで隣あわせたタクシーの運転手のおっちゃんとかの視線が少しばかりイタかった。 このフォ(Pho)と呼ばれるスープ麺は、ベトナムのラーメンみたいなものだ。ただし、日本のラーメンのようにこってりはしていない。透き通ったスープに、米でできた幅広の麺(ビーフンのぶっといのですね)が入っており、チキンやビーフなどのチョイスがある。そして、別皿で、生のタイ・バジル(茎及び葉の裏側が赤い)と、生のもやし、コリアンダーがついてくる。このバジルやコリアンダーをちぎって入れ、生もやしも自分の好きなだけわさっと手掴みで入れて食べるのである。うーん、野性的。日本では生のもやしなんて食べたことはなかったが、しゃくしゃくとした歯ざわりとほんのりの甘味が、さっぱりスープに良く合ってまったりとした調和を醸し出し・・・なんかB級グルメ本解説みたいになってきたが、とにかくウマイ。そして、調味料はテーブルにあるものを、自分の好みで調節する。ナンプラー(フィッシュ・ソースと呼ばれる、タイやベトナム料理に使う、魚から抽出したしょうゆみたいなもの)、一味唐辛子、チリオイル、しょうゆがある。大抵私はナンプラーを入れて、一味唐辛子を入れる。辛くておいしい!そしてこれ以来、私はベトナム麺が大好きになった。 |
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| 弟が来たとき、このベトナム麺をつくってくれた。結構簡単にできるようだ。スープは、チキンブイヨン(中華風であれば尚よい)と、ナンプラーのみ。これに生姜のスライスを入れもよい。そして、別ゆでしておいた麺とスライスしたビーフをどんぶりの底に敷き、あつあつのスープを注ぐ。コリアンダーが嫌いな人はなくてもよいが、私は東京にいる頃からベランダでコリアンダーを栽培し、インスタントラーメンに入れて食べていた程の愛好家なので、いつもたんまり入れる。そしてバジルともやし。ラーメンに比べるとあっさりしすぎているかもしれないが、生の野菜がたっぷりとれるし、ヘルシーなイメージがいい。そして、ラーメンを食べた後のように、胸焼けや、アブラくさいゲップなんかとも無縁である。・・・とこのように、ベトナム麺の良さをとうとうと説明しているものの、帰国したら真っ先に食べたいのは、油のわっかがたんまり浮いた、豚の背油ぎとぎとのラーメンである(とかいって、アメリカに来る前の2週間で4回ラーメンを食べてきたワタシ・・)。 |
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